この記事では、如意自在先生によるスポーツ漫画「シルバーポールフラワーズ」を紹介しています。
「読む」ことも「描く」ことも大好きな漫画オタクが実際に読んでみて面白いと思ったポイントや感想について語っており、ネタバレを目的としたものではありません。
「シルバーポールフラワーズ」がどんな作品で、どこに見所があって、どう面白いのか?
読んでみたいと思っている方はぜひ参考にしてみてください。すでに読んだことのある方は「そんな見方もあるのか」と楽しんでいただければ幸いです。
この記事を執筆した時点での読了巻数:全巻(3巻)
「シルバーポールフラワーズ」の作品情報

美しく妖艶に舞うポールダンサーとしてステージに立つ上崎華(うえさきはな)とスポーツ競技としてポールダンスに打ち込む高峰花凛(たかみねかりん)。
同じポールダンスでありながら、2人はお互いに譲れない想いを抱えていた。
華は亡き母の踊りを守るため、そして花凛は官能的なポールダンスのイメージを払拭するために銀の棒(シルバーポール)へと手を伸ばすのだった。
「シルバーポールフラワーズ」のおすすめポイント2選

2つの視点からポールダンスについて知れる!
ダブル主人公の本作では、2つの視点からポールダンスについて知ることが出来ます。
ひとつは「ショー」としてのポールダンスです。昔ながらの劇場で踊り続ける華は、お客さんを煽情的に魅了することに強いこだわりがありました。
それに対し、花凛は「スポーツ」としてのポールダンスに強いこだわりがあり、華のような情欲を煽り立てるポールダンスには、忌避感を抱いています。
そんな対立関係にある2人ですが、どちらかが間違っているなんてことはなく、どちらも正しくポールダンスです。白黒はっきり分かれる勝負ならいざ知らず、スポーツそのものの在り方で対決する作品はあまり類を見ないような気がします。
少しだけテイストの違うスポーツ漫画を読んでみたい方は、ぜひ手に取ってみてください。
適度にムチっとしている作画!
ポールダンサーの肉感がムッチリしていて眼福です。
ポールダンサーの筋肉の付き方を正確に描写した結果なのか、それとも単純に如意自在先生の好みによるものなのか……視線がキャラクターの腰回りに吸い寄せられました。
かなりマニアックな視点ではあるものの、おっきなお尻が好きな方や下っ腹のちょっとした膨らみにフェティシズムを感じる方には、ぶっ刺さるかもしれません。
「シルバーポールフラワーズ」を読んだ感想
この作品に出会っていなかったら、一生ポールダンスについて知ることはなかったと思います。
自分はポールダンスの基礎的な知識すら持ち合わせていなかったので、作中で語られる情報すべてが新鮮に感じられて、とても面白かったです。もしかしたら、「スポーツ」としてのポールダンスも「ショー」としてのポールダンスも人を惹きつける美しさがあるのかもしれません。
読了後にYouTubeでポールダンスの動画を観まくっている自分がいました。
あとがき
銀の棒に対して垂直に直立したり、腕一本で身体を支えたり、しなやかな動きをするダンサーたちがあまりにも凄すぎる……。
運動音痴な私がどれだけ頑張っても、あの境地には一生辿りつけないでしょう。
腕に自信がある方は、ポールダンスに挑戦してみてはいかがでしょうか?