「文庫版コミック」を選ぶ5つのメリットと文庫版で読みたいおすすめの漫画

2024年7月26日

本ページはプロモーションが含まれています。

「文庫版コミック」を選ぶ5つのメリットと文庫版で読みたいおすすめの漫画

読みたい漫画が単行本と文庫版の両方で販売されているとき、どっちを買うべきか悩んだことはありませんか?

この記事では、文庫版コミックを選ぶメリットと後悔しないために知っておいて欲しい注意点について解説しています。

最後に文庫版コミックで読みたいおすすめの漫画も紹介しているので、新しい物語との出会いにお役立てください。

「文庫版コミック」とは?

「文庫版コミック」とは?

一般的に文庫版コミックとは、過去に単行本として販売された漫画を文庫本サイズ(A6判)で再販したものを言います。

劣化に強い紙質と場所を取らないコンパクトなサイズ感から「読書用」というより、「保存用」としての需要が高い形態です。

「金色のガッシュ!!」のように単行本(小学館)と文庫版コミック(講談社)で出版社が違う作品もありますが、収録されている内容に大きな違いはありません。

あるとすれば、袖に書かれている作者コメントやおまけページが削除されるくらいです。

「文庫版コミック」を選ぶ5つのメリット

「文庫版コミック」を選ぶ5つのメリット

ここからは、文庫版コミックを選ぶメリットについて解説致します。

長時間の読書でも疲れにくい!

小さくて軽いのは、文庫版コミックにおける最大の魅力かもしれません。

漫画を読むときにかかる手の負担が軽減されるので、長時間の読書でも疲れにくくなります。

そのため、手が小さい女性でも存分に楽しめるでしょう。

おまけに文庫版コミックの収録話数は、単行本のおよそ2冊分に相当します。

1冊にかけられる時間が増えて、より物語に没頭していられるはずです。

サイズが小さいから収納しやすい!

文庫版コミックは、単行本より一回り小さいサイズで製本されています。

書籍の高さと奥行が最小限に抑えられているので、本棚が書籍で溢れていてもコンパクトに収納できるでしょう。

文庫版コミックに使われる用紙が薄いのもあって、単行本ほど嵩張ることもありません。

お気に入りの漫画を少ないスペースで保管しておきたい方に人気なサイズです。

漫画形態判型サイズ(mm×mm)
文庫版コミックA6判105×148
少年・少女漫画小B6判112×174
青年漫画B6判128×182
完全版コミックスA5判148×210

単行本よりも紙質が良い!

文庫版コミックで使われる用紙は薄いだけでなく、劣化にも強い性質があります。

日焼けはもちろん、カビや紙魚、黄ばみにも耐性があるので、長期間に渡って綺麗な状態を維持できます。

また、紙質が良いことで得られるメリットは耐久性だけではありません。

上質な紙を使うことによって、白と黒のコントラストが明確になり、漫画としての見栄えが格段に良くなるのです。

とくに「家庭教師ヒットマンREBORN!」を文庫版コミックで読んだときは、天野明先生の美麗なトーンワークをポケットサイズで堪能できることに感動しました。

文庫版コミックだけのオリジナルデザイン!

ほとんどの作品は、文庫版コミックを出版する際に装丁のデザインを新しくします。

単行本よりシンプルになることもあれば、作者が新たに表紙を描き下ろすこともあり、デザインの方向性は作品によって区々です。

なかには専用の収納BOXまで用意されている作品もあります。

収納には事欠かないうえにデザインが秀逸なので、作品への愛が強いほど集めずにはいられません。

もっと言えば、「ジョジョの奇妙な冒険」や「黒子のバスケ」は、各長編ごとに専用の収納BOXが用意されている豪華仕様です。

本棚に並べるのも良いですが、せっかくなら収納BOXごと飾っておきたくなります。

持ち運びやすい!

文庫版コミックほど携帯性に優れた書籍はありません。

持ち運びに便利な手のひらサイズなので、バッグに1冊でも入れておけば、あらゆる場所で読書が楽しめるようになります。

通勤途中の空き時間をはじめ、学校のお昼休みや外出先の暇つぶしにも最適です。

たまにはお洒落なカフェに持って行くのも良いでしょう。

家でじっくり読むのとは、また違った体験が出来ると思います。

後悔しないために知っておいて欲しい3つの注意点

後悔しないために知っておいて欲しい3つの注意点

ここからは、買ってから後悔しないために予め知っておいて欲しい注意点について解説致します。

絵や文字が小さくて読みにくい……

書籍サイズが小さくなれば、絵や文字も同様に小さくなります。

単純に読みづらくなるだけでなく、絵の迫力も失われてしまうため、隅々まで漫画を楽しみたい方には向きません。

作品によっては線がつぶれてしまうこともあります。

漫画に読みやすさを求めるなら単行本、連載当時の迫力をそのまま感じたいなら完全版コミックスを選びましょう。

文庫版コミックが販売されていない……

残念なことに全ての漫画が文庫版コミックで再販されるわけではありません。

むしろ、単行本以外の書籍形態で再販される作品の方が稀です。

国内外問わず大人気な「NARUTO-ナルト-」や「BLEACH」は、単行本のみの展開ですが、「ドラゴンボール」や「SLAM DUNK」は単行本だけでなく、完全版コミックスも展開しています。

「るろうに剣心」に至っては、単行本と完全版の他に文庫版もありました。

収納性に優れた文庫版コミックで買い直したいと思っても、ない作品はいくら探しても見つからないので、文庫版が出るのを期待して待つか、素直に諦めましょう。

単行本にあったはずのおまけページがない……

全ての文庫版コミックに当てはまるわけではありませんが、ほとんどの文庫版コミックは、単行本に収録されていた作者コメントやおまけページが削除されます。

巻末にあった次巻予告だったり、表紙カバー下に隠されたもうひとつの表紙を楽しむことは出来ません。

人によっては物足りなく感じるでしょう。

良くも悪くも、文庫版コミックは「本編さえ読めれば、それでいい!」という方におすすめの形態です。

「文庫版コミック」で読みたいおすすめの漫画3選

「文庫版コミック」で読みたいおすすめの漫画3選

ここからは、文庫版コミックで読みたいおすすめの漫画を紹介致します。

個人の好みが強く出ていることをご理解ください。

家庭教師ヒットマンREBORN!

家庭教師ヒットマンREBORN!(文庫版)
天野明『家庭教師ヒットマンREBORN!』(集英社)
月猫みなみ
月猫みなみ

至高にして絶対不動のマイベスト漫画!

何やってもダメダメなダメツナこと沢田綱吉(さわだつなよし)が、家庭教師兼最強の殺し屋であるリボーンと共にマフィアのボスを目指すバトル漫画です。

中二病を拗らせかねないほど格好いいキャラクターと数々のお洒落な設定、白黒なのにカラフルに見えてくるほど美麗なトーンワークで、多くの読書を魅了しました。

文庫版コミックでは、主人公をはじめとした主要キャラクターたちが表紙を飾っており、スーツや隊服を見事に着こなしています。

黒いカバーデザインとの相性も良く、マフィアの色気が漏れ出ていて、もう最高です。

「家庭教師ヒットマンREBORN!」の虜になっている方は、このカッコよさに唸ることでしょう。

To LOVEる-とらぶる-

To LOVEる-とらぶる-
矢吹健太朗,長谷見沙貴『To LOVEる-とらぶる-』(集英社)
月猫みなみ
月猫みなみ

ギリギリを攻めまくったお色気漫画!

恋愛に奥手な結城梨斗(ゆうきりと)のラッキースケベに満ちた日々を描いています。

少年漫画とは思えないほど過激な描写が多く、海外では、ヒロインの裸体に修正が入ったり、購入年齢制限が設けられるほど……。

もっと言えば、続編にあたる「To LOVEる -とらぶる- ダークネス」は、少年誌から青年誌に移籍したこともあって、お色気描写がより過激になっています。

修正なしで読めるのは、単行本か文庫版コミックしかありません。

しかも、文庫版コミックは「脱がせるカバー仕様」になっており、表紙カバーの下には、表紙を飾るヒロインの全裸が拝めます。

気になる方は、ぜひ自分の目で確かめてみてください。

ジョジョの奇妙な冒険

ジョジョの奇妙な冒険
荒木飛呂彦『ジョジョの奇妙な冒険』(集英社)
月猫みなみ
月猫みなみ

ジャンプの黄金期を支えた超大作です!

ジョナサン・ジョースター、及びその血を引く者たちとディオ・ブランドーや彼がもたらした因縁との対決を描いた冒険ファンタジー。

唯一無二の画風と「ジョジョ立ち」と呼ばれる特徴的なポージングは、読む人に強烈なインパクトを与えることでしょう。

シリーズの総単行本数が100巻を超える壮大な長編漫画なのもあって、未読勢の方にとっては、手が伸びにくい作品なのかもしれません。

その点、文庫版コミックなら各部毎に区切って収録されていますし、セットで買えば、専用の収納BOXも付いてきます。

「絵の迫力」は単行本に劣りますが、「読みやすさ」を重視するなら文庫版コミックがおすすめです。

あとがき

ある意味、文庫版コミックが販売されている作品は、過去に人気があったという証明でもあります。

もしかしたら、懐かしさを感じる世代以外の人にも刺さる作品があるかもしれません。

表紙や絵柄で気になった作品がありましたら、ぜひ手に取ってみてください。

ちなみに収納性を捨てても良いなら、連載当時のカラーページがそのまま再現される「完全版コミックス」がおすすめです。

合わせて読みたい記事
PAGE TOP