【感想&レビュー】家庭教師は赤ん坊でしかも最強の殺し屋!?|家庭教師ヒットマンREBORN!

【感想&レビュー】家庭教師は赤ん坊でしかも最強の殺し屋!?|家庭教師ヒットマンREBORN!

この記事では、天野明先生によるバトル漫画「家庭教師ヒットマンREBORN!」を紹介しています。

「読む」ことも「描く」ことも大好きな漫画オタクが実際に読んでみて面白いと思ったポイントや感想について語っており、ネタバレを目的としたものではありません。

「家庭教師ヒットマンREBORN!」がどんな作品で、どこに見所があって、どう面白いのか?

読んでみたいと思っている方はぜひ参考にしてみてください。すでに読んだことのある方は「そんな見方もあるのか」と楽しんでいただければ幸いです。

この記事を執筆した時点での読了巻数:21巻(最終巻)

「家庭教師ヒットマンREBORN!」の作品情報

家庭教師ヒットマンREBORN!(文庫版)
天野明『家庭教師ヒットマンREBORN!』(集英社)
「家庭教師ヒットマンREBORN!」のココが好き!
  • 中二病を拗らせかねないほどハイセンスなバトルデザイン!
  • 天野明先生による細部まで美麗なトーンワーク!
  • 文庫版だけのオリジナルカバーデザイン!
「家庭教師ヒットマンREBORN!」のあらすじ

勉強も運動も全く出来ず、みんなから「ダメツナ」と馬鹿にされていた少年・沢田綱吉(さわだつなよし)の元にリボーンと名乗る家庭教師が現れる。

しかし、そこにいたのは黒スーツを見事に着こなした赤ん坊だった……。

驚くことにその赤ん坊は、自らを凄腕の殺し屋(ヒットマン)だと語ったのだ。そんなリボーンの本当の目的は、何をやってもダメダメなダメツナをマフィアのボスに育て上げること。

『死ぬ気になれば、なんでも出来る!』

勉強はもちろん、仲間集めやマフィアの戦い方に至るまで、リボーンによる命懸けの教育が始まるのだった。

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「家庭教師ヒットマンREBORN!」のおすすめポイント3選

最高にカッコイイ唯一無二のバトルデザイン!

「家庭教師ヒットマンREBORN!」を語るうえでバトルデザインのカッコよさは絶対に欠かせません。設定をはじめ、キャラや武器のデザインまでもが中二病を拗らせかねないほど洗練されています。

とくに単行本8巻から始まる「黒曜編」以降のカッコよさは半端ないです。

今までギャグよりだった作風をバトル漫画に舵切り、覚醒したツナのカッコよさを余すことなく描き切っていました。ツナの戦い方をはじめ、表情や武器、ビジュアル、語調、どれをとっても惚れる要素しかありません。

仲間たちが「殺し屋(ヒットマン)」としての才能を開花させた「VSヴァリアー編」では、ボンゴレファミリーの在り方やボスの風格を効果的に魅せつけてくれたと思います。

また、天野明先生のセンスが抜群に発揮される「未来編」にも注目です。

「未来編」からの新アイテムである指輪(リング)のデザイン性はさることながら、プレゼントを開ける前のようなワクワク感を誘う匣(ボックス)兵器の登場は、リアルタイムで読んでいた少年たちの心を鷲掴みにしたことは言うまでもないでしょう。

かく言う私も小学生の頃は、「家庭教師ヒットマンREBORN!」で登場する指輪が排出されるガチャガチャを回しまくっていました。

王道を征く胸アツなストーリー!

「家庭教師ヒットマンREBORN!」は、少年漫画の王道を堅実になぞっています。

予想を大きく外れるような過度に奇を衒った展開はなく、ハラハラドキドキする場面の中にも、決して読者を裏切らないだろうという妙な安心感がありました。

前章では敵だったはずのキャラクターが味方になる、というベタな展開でも、キャラクターの魅せ方次第で胸がアツくなることを再認識させられます。

王道の展開が好きな方であれば、きっと唸ることでしょう。

天野明先生の美麗なトーンワーク!

「未来編」終盤以降の作画は週刊連載とは思えないほど美麗です。

とくにスクリーントーンを使った演出が卓越しており、キャラクターの顔に生じる陰影や物体によって異なる質感、戦闘前の不穏な空気感など、どのページを開いても全く隙のない見事なトーンワークが拝めます。

こういった仕上げ処理は、全てデジタルで行っているものだと思っていたのですが、天野明展(2017)にて展示された原画で手作業だったことが分かり、マジで愕然としました。

天野明先生をはじめ、週刊連載であのクオリティを支えていたアシスタントさんたちには、畏敬の念を抱かずにはいられません。

「家庭教師ヒットマンREBORN!」を読んでみた感想

月猫みなみ
つきねこみなみ

どれだけ強くなってもツナのスタンスが一貫して変わらないところが本当に大好きです!

週刊少年ジャンプの主人公と言えば、仲間を差し置いて、積極的に戦いに行くようなキャラクターが多いのですが、ツナは基本的に争いごとには後ろ向きです。それどころか、マフィアのボスになる気なんてさらさらありません。

流石、炭治郎(鬼滅の刃)を差し置いて『ジャンプ史上最も優しい主人公』に選ばれただけのことはあります。(※gooランキング調べ)

「いつも眉間に皺を寄せ、祈るように拳をふるう」

これは作中で、あるキャラクターがツナの戦い方について語った台詞です。最後の最後まで優しさを失わず、仲間たちがマフィアとか関係なく、ツナの人柄に惹かれて一緒にいるというのが伝わってきて、物凄く爽やかな読後感でした。

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あとがき

ねこみなブログに掲載するひとつめのレビュー記事ということで、私が一番好きな漫画について書かせていただきました。私にとって「家庭教師ヒットマンREBORN!」は、青春期を彩った至高の作品です。

単行本が発売されれば、お小遣いを握りしめて本屋へと向かい、アニメが放送されれば、テレビにかじりついて鑑賞し、ゲームが開発されれば、友達と飽きるまでプレイしていました。

限りなく望み薄なのは分かっていますが、10年以上経った今でも密かにTVアニメの続編を待ち続けています。どうか……現代のアニメーションで動くカッコいいツナたちを見せてください。

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